育児とは自分を育てる育自でもあります。娘時代の自由さ気楽さから大人になって自分の子供という第三者のためにお乳をあげたり遊んだり眠れる環境を作って、食べ物や排泄の手助けをするのです。そこには義務感ばかりか愛情がなくれば到底がんばれないでしょう。
ですから、母性本能として 動物にも本来ある本能なのです。本能は五感からの快の刺激がホルモンや自律神経のバランスをとります。愛情が深いお母さんは、それだけ快の刺激が一杯になるようになっているのでしょう。
愛情を注ぎ子育てを愉しんでいるお母さんには共通の対応の仕方があります。それは、だっこしたりおんぶしたりスキンシップをたくさんしてあげることです。赤ちゃんはスキンシップから安心で安全を確認して穏やかで心豊かに育ちます。赤ちゃんが穏やかに育つには環境であるお母さんの気持ちの安定が必要です。お母さんが何らかのストレス(嫌な刺激)を抱えていたらそれは敏感に赤ちゃんに感じられてしまいます。虐待をする親は自分自身が愛されずに育ったので愛し方が分からないかストレスに満ちた生き方をしているのでゆとりがないのでしょう。
どうやって赤ちゃんに触れて良いのか分からない新米のママでもまず新生児を胸に
抱いてお乳を吸わせます。お乳を吸わせたいというのも本能でしょう。泣いたらお乳
が足りないのかおしっこやうんちで気持ちが悪いのかと本能で感じるでしょう。
そうこうしているうちに赤ちゃんはお腹が一杯になって気持ちも良くなってすやすや
寝てくれます。それでも自信の無い新米ママやパパにはベビーセラピーをお奨めします。
だれでもが赤ちゃんに触れて双方の信頼関係を構築していくのがベビーセラピー
です。純粋な植物オイル(グレープシードオイルかホホバオイル)をお皿に少々
取って手で温め、裸の赤ちゃんの背中や足や腕をさすります。嫌がったら止め
ますがたいていの赤ちゃんはいかにも気持ちよさそうにご機嫌な態度をとります。
それを見ているお母さんもとても嬉しく幸せな気持ちになってもっと気持ち良く
してあげたいと思うようになります。
短時間のベビーセラピーは赤ちゃんを感情が穏やかで夜泣きなどせずよく眠ってくれる感情の安定した人間に成長します。同時にお母さんの気持ちも快の刺激で一杯になって穏やかになり、親子の絆もしっかりしたものになることでしょう。