ドイツ文学者の小塩節さんがドイツの春は5月からと
書いていた。風薫る五月、風光る五月。
草木が天地の恵みを浴びて光り輝く五月は
雪国岩手のここ、八幡平でも光と喜びに溢れている。
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ドイツ文学者の小塩節さんがドイツの春は5月からと
書いていた。風薫る五月、風光る五月。
草木が天地の恵みを浴びて光り輝く五月は
雪国岩手のここ、八幡平でも光と喜びに溢れている。
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桜が終わった角館の武家屋敷には
5月の花ムラサキヤシオが咲いていた。
観光客のいない落ち着いた午後の昼下がり
薫風の中で野鳥の声が耳に心地よかった。
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暦の上では明日6日から20日は立夏となっている。
いくら暦の上とはいえ夏とは早すぎる。
森林公園はやっと木々に緑が芽吹き野鳥の
歌声も麗しい。
今年も写真を撮りに来れて本当に良かった。
森はいろいろな生命の共存を教えてくれる
身近な生命の学びの場だ。
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桜前線はもうすでに北海道を北上していると聞く
しかし、八幡平では今が山桜の見ごろだ
芽吹きの萌黄色やタムシバの白に混ざって
山は今が春の喜びに溢れている
それは屛風絵のように見る人の心を
とらえて離さない。
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山里の静かな光の中で
人知れず咲いていた1本桜
誰にも見られずとも
自分の花を咲かせるいさぎよさ
来年も逢いに来るからね。
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